災害と報道。

地震に関しては、本当ならあんまり書きたくなかったのですが余りにヒドイなと思いまして。

阪神大震災では、当事者だったので報道態勢が云々なんて言ってる立場じゃなかったのですが、自分が傍観者の立場になって、マスコミ各社が震災の被害がどうだこうだと悲しみ、恐怖を煽っているのを観てるとホントに腹立ってきた。

やれ、うちは何十人、何百人取材に向かわせてますだの、被災者の生の声、被害状況の現場を知らせるだの、はっきり言って馬鹿げているんではないかと思う。

大挙して押しかけるマスコミの勢で、救助作業が遅れたり、食料や生活用品等の必需品が不足したりとかのデメリットが発生するんだろうが。

寒さと暗闇に怯える人をライト当てて無理やりたたき起こして、あんたらそれが報道の正義って奴ですか？と。

もちろん、的確な情報を被災者の人に知ってもらって二次災害を防いだり、被災地以外に住んでいる人に現地の状況を伝える事は大事だと思いますよ。
遠く離れた家族や友人などがいますから。

だからといって、亡くなった方の最期の瞬間を、全国ネットで家族に語らせたりする事が本当に伝えなきゃいけない情報か？

そんな事を伝えてるヒマがあったら、一体現地に不足しているものが何で、どんな物資が必要か、だとかそういう「生の声」を全国にお知らせすることが先決じゃないのか？

一部の人間の知的好奇心を満たすだけの為に、被災者の皆さんに大きな迷惑をかけているだけなんじゃないのかなぁ？としか思えないんですよ。

政府は阪神大震災での初動の遅れを反省して、今回はかなり素早い対処をしてると思いますが、どうやら報道の方達は、あの時の教訓が全く生かせてないようですね。

他にも色々ありますけど、盲目的な「正義感」を盾にして、住民や救助隊の迷惑になるぐらいなら、東京に帰って大人しくしてた方がよっぽどマシだと、個人的には思います。

（真夜中に書いてるので、感情的かつ支離滅裂です、多分。ただ、マスコミの報道の仕方など、今回に限らず己のエゴ丸出しなのには辟易させられます。。。）