長いので、読み飛ばしてもらっていいです。


オーナー会議の経緯などは、大手の野球サイト様で十分に解説されてますので今更僕が話すことも無いでしょう。
とうとう近鉄オリックスの合併が正式に承認されてしまいました。


昨日も書いた通り、最後の最後までバファローズの存在が消えてしまうその日までは、合併が撤回される事を祈って応援していきたいと思います。


ただ、このまま事が進んで、来年に本当に「バファローズ」がなくなってしまった時。


・・・いや、来年は「オリックス・バファローズ」ですから「バファローズ」はありますね。


「僕が小さい時から応援していたバファローズが無くなってしまった時。
5球団で行われるパリーグの試合を僕は応援する事が出来るんだろうか、と考えてしまいます。
多分、これは僕だけじゃなくて、多くのバファローズファンの方が、そう思っていると思います。


滅び行くパリーグ、そして日本のプロ野球*1を最後まで見届けるのもプロ野球ファンとして必要な事かもしれません。


でも、物心ついた時からバファローズの試合を見て、
10.19では父親がブラウン管越しの有藤に向かって罵声を浴びせたり、
翌年の優勝で他にファンもいなくて一人で喜んだり、
日本シリーズで、マスコミの歪曲報道とも知らずに
「加藤、このアホ、ボケ!そんな事言うたら巨人も本気になるやないか!」と叫び、
そして予感通りに3連勝の後4連敗してうなだれたり。
野茂や漢・石井浩郎の獅子奮迅の活躍に一喜一憂したり、
クサの暗黒時代にはあまりの弱さににわかオリックスファンに転じたり、
クサ、更迭の報道後、いきなり11連勝しだして爆笑したり、
それでうっかり優勝争いしたもんでクサ残留になり、泡を吹きそうになったり。
その後、長い低迷期を乗り越えて2001年のあの北川のサヨナラの時には、あまりに出来すぎた展開に、プロ野球のやらせか?と疑いつつも歓喜したり、
その後、あっさりヤクルトにボコられて、一生日本一になんかなれねえよヽ(`Д´)ノと憤慨したり・・・。


はっきり言って、人気球団とは程遠いですよ。実力だってありません。
世間から「お荷物球団」と呼ばれた事も数知れません。
僕も、何度もファンを辞めようと思ったこともあります。
球場に見に行く事もそんなに多くはなかったです。




だけど!


そんなバファローズが好きで。
豪快ないてまえ打線が好きで。
そんな中で大石や新井、真喜志や水口みたいな渋い選手が好きで。
大麻で帰ったデービスやオグリビー、ブライアント、ローズ等の個性的な助っ人が好きで。
無茶苦茶ガラの悪い応援が好きで。
ABCの安部憲幸*2アナウンサーの露骨な近鉄びいきの実況が好きで。


他の熱心なファンの方に比べたら、僕は大きな事は言えないかもしれないけど。
やっぱり、好きな球団が消えてなくなってしまう事が許せないんです。


ほかの球団のファンの方は、どうしても他人事になってしまうと思います。
もし、僕が阪神ファンだったとしたら、そこまで悲しむ事はないでしょうし、
口では反対と言っても、どうしてもそこまで感情移入できないと思うんです。


だから、世間が1リーグ反対の機運ばかり高まって、合併問題は後回しになってしまった事も
ある意味では仕方のないことだと思います。


まだ、諦めたわけじゃないです。
だけど、恐らく、考えたくはないけれど、多分「バファローズ」はもうなくなってしまうでしょう。


今回のような事が、二度と繰り返されないように。
他の球団のファンの方が、同じ思いをする事がないように。
これ以上、プロ野球を一部の人のおもちゃにされない為に。
中途半端な妥協をする事無く、選手会の皆さんにも最後まで闘って欲しいと思います。


来シーズンどうなるかわかりませんが、少なくとも残りの10数試合は、力の限りバファローズを応援しようと思います。

*1:あえて、こういう風に言い切らせてください。もちろん再び発展していく事を望んでいないわけでは無いですが

*2:アベロクさん。バファローズの実況をさせたら世界一、とかつて呼ばれた方。今はラジオ専門になっているようですね